インプラント
歯を失うということは・・・
歯の最も重要な役割は、言うまでもなく噛む事です。
これ以外に歯には顔の表情を決定するという重要な役割もあることを忘れてはなりません。顔貌、表情、喜びの表現、自然な笑いに歯は大切な役割を果たしています。
歯は会話をまじわすためにも、美しい表情にも不可欠な要素です。
歯はその人のライフスタイルやライフクオリティーに大きく影響しているのです。
取り外し式の入れ歯に変わって、固定式の入れ歯を入れることが出来ます。
取り外しの入れ歯の場合でも、インプラント上にしっかりと固定されますので、通常の入れ歯のようなズレや食べ物のかけらが入った時の痛みがなくなります。
インプラントによる入れ歯なら、天然の歯とほとんど同じ感覚で噛めます。
自然な外観や表情を取り戻す事ができ、人前で話す事もまったく平気です。
噛む機能が回復することで食べ物の制限がなくなり、バランスの良い食事が楽しめます。
楽しい食事は体を健康に保つだけでなく、心までも健康にします。
診査と治療計画
失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の硬さ、大きさ、位置により、治療法には様々な選択肢があります。
歯にかかる力の方向や強さはもちろん、患者さんに無理のない衛生管理などを含め総合的に検討した上で、治療計画が立てられます。
一次手術
あごの骨にインプラントを埋め込みます。
治療期間
1次手術後、3~6ヶ月の治癒期間をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合します。(オッセオインテグレーション)
この期間、仮の歯を使用できる場合もあります。
二次手術
歯ぐきを開いて人口の歯を取り付ける準備をします。
この状態で、歯ぐきが治るまで1~6週間おきます。
人工の歯を作製・装着
歯ぐきが治った時点で型を取り、人工の歯を作ります。
形や色などは患者さんに合わせて作製し、インプラントに取り付けます。
スクリューで固定します。
メンテナンスと定期健診
インプラントで治療した部分に限らず、口の中を衛生的に保つ必要があります。
ブラッシングの方法などについて適切な指導を受け、また半年に1回程度の定期健診をうけて、インプラントや人工の歯の状態、噛み合わせを確認します。